2020年06月02日

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1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0

うにゅほと過ごす毎日を日記形式で綴っていきます 


ヤシロヤ──「うにゅほとの生活」保管庫
http://neargarden.web.fc2.com/



533 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2020/06/01(月) 14:38:04 ID:d6bDyQRM0

2020年5月16日(土)

冷蔵庫にチューハイがあったので、晩酌をすることにした。
「──ういー、ひっく」
膝の上のうにゅほが、呆れたように言う。
「それ、うそのやつ」
「バレたか」
「わかるよー」
「まあ、まだひとくちしか飲んでないしな」
「おいしい?」
「飲む?」
ストロングゼロの梅酒サワーをうにゅほに差し出す。
「じゃ、ひとくち……」
うにゅほが、舐めるように梅酒サワーを飲んだ。
「うぺ」
べ、と舌を出す。
「へんなあじする!」
「それがお酒の味だよ」
「そなの……?」
「××、度数の低いお酒しか飲んだことないだろ」
「わかんないけど……」
「これ、9%だからな。質が良くないのもあるけど、エタノールの風味がしてくる頃合だ」
「……おさけ、おいしくないね」
「基本、美味しくないぞ」
「よいたいから、のむの?」
「俺はね。純粋に美味しいから飲むって人もいるけど」
「おとうさんとか?」
「誕生日に贈っておいてなんだけど、ウイスキーの何が美味いかわからん」
「ういすきー、なんパーセント?」
「40%くらいかなあ」
「!」
うにゅほが目をまるくする。
「よんじゅうパーセント、おさけなの……?」
「蒸留酒だからな」
「おいしいの……?」
「だから、わからないって」
「◯◯、のんだことある?」
「あるけど、味以前に喉が熱くなって、まともに味わえなかった」
「あついの……」
「こっそり飲んでみる?」
「──…………」
うにゅほが、ふるふると首を横に振る。
賢明だ。
「今度、度数3%くらいのジュースみたいなチューハイで、一緒に晩酌しようか」
「いいの?」
「いいよ」
「じゃ、する……」
厄介な酔い方をするうにゅほではあるが、たまにはいいだろう。
楽しみだ。








534 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2020/06/01(月) 14:38:29 ID:d6bDyQRM0

2020年5月17日(日)

日曜日。
それは、休息のための日である。
不要不急の外出を控えている今となっては、一週間のうち、最も暇な一日でもある。
「──…………」
時間を持て余した午後、俺は、Undertaleのプレイ動画を眺めながらチェアの上でくつろいでいた。
「あ、あんだーているだ」
「その通り」
「なつかしいねえ」
「と言っても、ほんの一年前だけどな」
「そだっけ」
うにゅほが、当たり前のように俺の膝に腰掛ける。
「いまどこ?」
「Gルートの途中」
「じー」
「虐殺ルート」
「……あー」
思い出したらしい。
「ころさないルート、みたい……」
「いいけど、アンダイン戦とサンズ戦だけ見ていい?」
「うん」
「Gルートのアンダイン、カッコいいんだよな……」
Pルートではポンコツだけど。
「そだっけ」
「見てなかったっけ?」
「サンズとたたかうとこだけみたきーする」
「あー」
そんな気もする。
見ていた動画をいったん止め、アンダイン戦の動画を探す。
目当ての動画はすぐに見つかった。
「アンダイン、モンスターの子供をかばって致命傷を負うんだけど、決意の力で覚醒して主人公へ挑むんだ」
「かっこいい」
「ここのBGMがよくてさ──」
雑談を交わしながら、動画を再生する。
視聴し終えたあと、うにゅほが言った。
「ヒーローみたいだったね……」
「実際、ヒーローだと思う。相手が悪かっただけ」
「Gルート、いかなくてよかったね」
「そうだな」
その後、うにゅほの希望通り、Pルートのアズリエル戦を見た。
やはり、こちらのほうがいい。
俺たちは、目を潤ませたまま、そう思うのだった。







535 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2020/06/01(月) 14:38:56 ID:d6bDyQRM0

2020年5月18日(月)

ふと、あることが脳裏をよぎった。
「百科事典棒」
「……?」
うにゅほが小首をかしげる。
「××、一本の楊枝に百科事典の内容を刻み込むためには、どうしたらいいと思う?」
「うと……」
しばし思案し、答える。
「ちいちゃくかく……」
まあ、そうなるよな。
「あくまで思考実験。実現可能かどうかは問わないから、××の考え方も間違いじゃない。ただ、もっと簡単な方法がある」
「どんなほうほう?」
「楊枝に一本、傷をつける」
「うそだー……」
うにゅほが、半信半疑の視線を俺に向ける。
「まず、百科事典の文章を全部数字に置き換える。Aなら01、Bなら02、みたいに」
「うん」
「そうすると、とんでもなく長い数字になる」
「うん」
「この数字の頭に、"0."と、小数点をつける。すると、数字は、0以上1以下の範囲に収まる」
「うん……」
「0.5ならちょうど半分のポイント。0.3333……なら、三分の一のポイントに刻み目を入れる。ここまで来ればわかるな」
「すうじのあらわすいちに、きざみめいれる……」
「その通り。これで、たった一本の楊枝が、百科事典と同じ情報量を得たわけだ」
「そんなこと、できるの?」
「できないよ」
「え、できないの?」
「そこまで正確に傷をつけることはできないし、読み込むこともできない。原子なんかより遥かにミクロな世界の話になるし」
「ざんねん……」
「できて俳句棒程度かなあ」
それすら厳しいと思うけど。
「はいくぼう、いいね。おもむきがありそう」
「意味わかって言ってる?」
「あんまし」
素直である。
しかし、俳句棒ですら、小数点以下34桁は必要になってしまう。
現実は少々厳しそうだった。
 






536 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2020/06/01(月) 14:39:22 ID:d6bDyQRM0

2020年5月19日(火)

うにゅほと一緒に、Steamで購入した逆転裁判・成歩堂セレクションをプレイしている。
1の第四話までは、俺にヒントをねだることもなくスラスラと解いたうにゅほだったが、
「◯◯ぃ……」
どうやら、第五話は難しかったらしい。
「はいはい」
情けない顔でこちらを振り向くうにゅほを微笑ましく思いながら、記憶を頼りにヒントを与えていく。
「なんか、いきなりむずかしくなったきーする……」
「そうだな」
事実、その通りだ。
証拠品の数は膨れ上がり、フラグ管理はシビアで、謎解きの難易度も上がっている。
だが、これには理由がある。
「1の第五話って、2と3のあとに作られたんだよ」
「あとに?」
「そう」
うにゅほが小首をかしげる。
「どうして?」
「逆転裁判って、ゲームボーイアドバンスで発売されたんだ」
「あどばんす」
「任天堂が出したDSの前の携帯機」
「へえー」
「1、2、3がゲームボーイアドバンスで発売されたあと、1をDSに移植しようって話になった」
「うん」
「ただの移植じゃ味気ないから、1と2のあいだの新エピソードが追加された。それが、いまプレイしてる第五話なんだ」
「そなんだ……」
「ここに、第五話が難しい理由が隠されている。××に解けるかな」
「!」
膝の上のうにゅほが腕を組む。
しばしして、
「……でぃーえすのきのうつかったなぞときが、ふえた?」
「惜しい」
「おしかった」
「DSの新要素はあるけど、難易度にはほとんど関係ない。ルミノール試薬とか、指紋検出とか、ちょっと面倒なだけで難しくないだろ」
「うん……」
「ヒント。1より2、2より3のほうが難しい」
「あ!」
うにゅほが声を漏らす。
気付いたらしい。
「スリーのあとでつくられたから、むずかしくなっちゃったんだ……」
「その通り」
まあ、蘇る逆転より3のほうが難しいと思うけど。
「真面目にプレイするのは法廷パートだけにして、探偵パートは攻略見ちゃう?」
「いいのかな……」
「じゃあ、詰まったときだけ。どうせ総当たりするしかないんだし」
「うん、それなら」
3をクリアするまで、どのくらいかかるだろう。
面白いからいいのだけど。







537 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2020/06/01(月) 14:39:50 ID:d6bDyQRM0

2020年5月20日(水)

「ジャンプ、ないなあ」
「ない……」
コンビニの雑誌コーナーで、そっと溜め息をつく。
セイコーマート、ローソン、セブンイレブン──すべて撃沈だ。
この様子では、ファミリーマートも期待薄だろう。
「おかしいな。こんなに早くなくなること、ないのに」
「でてないのかな……」
「鬼滅が今週で最終回なんだよ」
「むざん、たおしたもんね」
「その感想がネットに出回ってたから、発売されてることは確か」
「じゃあ、なんでだろ」
「うーん……」
しばし思案し、
「本屋、久し振りに行ってみるか」
「うん」
最寄りの本屋は、大きい。
地下駐車場まで完備しているほどだ。
だが、その広さは諸刃の剣である。
広すぎて、目当ての本を探し出すのが手間なのだ。
検索用の端末もあるにはあるが、そんなものが存在する時点でこの本屋の規模がわかるだろう。
もっとも、今回は雑誌なので、無闇矢鱈と歩くこともないが。
「──××、あった?」
「ない……」
「こっちもない」
この本屋では、雑誌を、次の号が発売されるまで陳列し続ける。
であれば、今週のジャンプは、そもそも入荷されていない可能性がある。
うにゅほにそれを告げると。
「そか……」
と、残念そうに俯いた。
ジャンプは毎週の楽しみだ。
うにゅほが我が家に来てから八年間、一号も欠かしたことはない。
「きっと、すぐに入荷するさ。鬼滅の新刊買って帰ろう」
「うん」
漫画コーナーへと足を向ける。
そこで、俺たちは、予想だにしないものを見た。
「え、なんで……」
うにゅほが声を漏らすのも無理はない。
それは、やたらと中途半端なところに陳列された、およそ百冊はあろうかという"先週号の"週刊少年ジャンプだった。
「何が、どうなって、こうなったんだろう」
「わかんない……」
今週号を入荷しようとして、間違って先週号を仕入れてしまったとかだろうか。
モヤモヤした気持ちを抱えながら、鬼滅の刃の新刊を購入し、帰宅した。
来週号が発売されるまでに、今週号を入手できればいいのだが。







538 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2020/06/01(月) 14:40:18 ID:d6bDyQRM0

2020年5月21日(木)

「おとうさん、おくば、いんぷらんとにするんだって」
「インプラントって高くなかったっけ」
「ごほんで、ひゃくまん、こえるって」
「百万……」
車が買える。
べつにいらないけど。
「まあ、いいことだと思うよ。料金にさえ目をつぶれば、入れ歯よりずっと」
「──…………」
しばしの沈黙ののち、うにゅほが口を開いた。
「いんぷらんとって、なに?」
「歯を抜いて、人工の歯にするんだよ」
「いればとちがうの?」
「違う。インプラントは、取れない」
「とれないんだ」
「金属を骨まで打ち込むからね」
「!」
思わずか、うにゅほが自分の顎に触れる。
「ほねまで……?」
「そうしないと外れるだろ。外れるなら入れ歯と同じだ」
「そだけど……」
「しかし、インプラントか。お金さえあれば、全部の歯をインプラントにするのに」
「えっ」
うにゅほが、軽く引く。
「だって、虫歯にならないんだぞ」
「こわい……」
「まあ、怖いことは怖いけど」
腕の悪い歯科医にかかれば、トラブルが起こるかもしれない。
総インプラントとなれば、余計だ。
だが、それを補って余りある魅力があることも事実である。
「宝くじでも当たらない限りしないから、大丈夫大丈夫」
「あたったら、するの?」
「気が向いたら」
「むかないでほしい……」
「そればかりは、未来の俺に聞いてみないと」
ハローハロー、未来の俺。
宝くじは当たりましたか。
パチンコへ行く夢は見ますか。
うにゅほと仲良くやっていますか。
こちらは良好、オーバー。







539 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2020/06/01(月) 14:40:48 ID:d6bDyQRM0

2020年5月22日(金)

「──……◯◯ぃ」
うにゅほが起き出してきたのは、昨晩の午前二時、日記を書き上げた直後のことだった。
「どした」
目元をくしくしと擦りながら、うにゅほが口を開く。
「ねれない……」
「寝れないのか」
「うん……」
滅多にないことではあるが、まったくないことではない。
「二択です」
「にたく」
「寝るための努力をするか、眠くなるまで起きてるか」
「ねるためのどりょくって、なに?」
「睡眠導入剤とかあるけど」
「……ちょっと、こわい」
「そっか」
「おきてていい……?」
「いいよ」
うにゅほが、我が物顔で、俺の膝に腰掛ける。
「ね、なにしてたの?」
「日記書いてた」
「……じゃま?」
「いや、ちょうど書き終えたところだから」
「そか」
安心したように、うへーと笑う。
「逆転裁判の続きでもする?」
「んー……」
しばし思案し、
「あんまし、あたまはたらかない、かも」
「じゃ、適当に動画でも見ようか」
「うん」
「……小難しいほうがいいかな」
「どんなの?」
「経済学の動画とか」
「むずかしそう……」
「眠れるかもしれないぞ」
「……じゃ、みる」
件の動画シリーズを再生して、ほんの十分後のことだった。
「──……すぅ」
完全に寝入ってしまったうにゅほを抱き締めながら、天井を振り仰ぐ。
どうしよう。
これ、起こしたら、また眠れなくなるんじゃないか。
だからって、朝までこうしているわけにも行かないし。
一時間後、うにゅほが自然に目を覚ますまで、ぽかぽかした体を抱き締め続ける俺だった。







540 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2020/06/01(月) 14:41:18 ID:d6bDyQRM0

2020年5月23日(土)

VTuberがMOTHER2をプレイする動画があったので、懐かしさに思わず再生ボタンを押してしまった。
「あ、ぶいちゅーばーだ」
「知ってる人?」
「しらないひと」
「Vtuber界隈も、玉石混淆千万無量。知ってる人より知らない人のほうが多いのは当然だな」
「なんのゲームしてるの?」
「MOTHER2」
「まざーつー」
「そう」
「おかあさん?」
「母さんがふたり」
「ふたり……」
「それは冗談として、SFCの名作タイトルだよ。FCで発売されたMOTHERの続編」
「なんで、まざーなの?」
「そんなに深い意味はないみたい」
「そなんだ……」
「海外版ではEarthboundに改題されてるし」
「◯◯、やったことあるの?」
「もちろん」
「おもしろかった?」
「面白かったぞ。寄り道が面白くて、なかなか進めないんだ。クリアするだけならそんなに長いゲームじゃないんだけどね」
「へえー」
「一緒に見るか?」
「みる」
うにゅほを膝に乗せて、動画を最初から再生する。
「ちなみに、Undertaleに影響を与えた作品でもある」
「!」
「NPCとの何気ない会話とか、小ネタとか、キャラチップとか。気にしながら見てみると、もっと面白いかもしれない」
「うん」
そのまま、終日、その動画シリーズを見続けた。
こうして沼にハマっていくのだろうなあ。
 







541 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2020/06/01(月) 14:41:46 ID:d6bDyQRM0

2020年5月24日(日)

午後十時を過ぎ、雨足が強くなり始めた。
「あーめ、あーめ、ふーれ、ふーれ、もーっと、ふれー」
八代亜紀が混ざっている。
「こんな土砂降り、久々だな」
「かも」
「家から出ない身の上としては、わりとどうでもいいけど」
「でも、しっけとかあるかも」
「あー……」
小さく頷く。
「暦の上では梅雨が近いからな。北海道だし、関係ないけど」
「つゆなくても、あめおおいきーする」
「本州はもっと多いんだよ」
「すごいのかな」
「何年かに一度、ものすごく湿度の高い日があるだろ」
「かみ、たわむひ?」
「そうそう」
「しごとにならないひだ」
「記憶が正しければ、あのときの湿度は80%くらい」
「わあ……」
「でも、本州の梅雨は、湿度が100%に近付くことすらあるらしい」
「ひゃく!」
うにゅほが目をまるくする。
「それが一ヶ月も続くんだから、大変だよなあ」
「ほっかいどうでよかった……」
実際、雪さえなければ、これほど過ごしやすい地域も他にあるまい。
そんなことを考えていたとき、

──カッ!

窓の外が、一瞬明るくなった。
「……かみなり?」
「そうみたいだな」
遠雷の音が届いたのは、およそ十秒後のことだった。
「3kmから4km、けっこう遠いな」
「わかるの?」
「光ってから音が届くまでの秒数で、おおよその距離がわかる」
「へえー」
うにゅほが、うんうんと頷く。
「ひかりのほうが、はやいんだもんね」
「その通り」
「どのくらいはやいの?」
「まず、音は秒速340m」
「……はやいの?」
「えーと、待って」
電卓を取り出し、計算する。
「時速だと、1224km」
「はやい!」
「マッハ1だからな」
「まっは……」
「光はもっと速いぞ」
「うと、どのくらい?」
「秒速30万km」
「──…………」
しばし思案したのち、質問を口にする。
「……それ、どのくらいはやいの?」
「時速に直すと、10億8000万km」
「すごいことはわかる……」
だが、ピンと来てはいないようだ。
仕方ないけど。
「じゃあ、今日は宇宙について勉強しようか」
「はーい」
臨時の宇宙博士として、三十分ほど、うにゅほに講義を行うのだった。
 







542 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2020/06/01(月) 14:42:12 ID:d6bDyQRM0

2020年5月25日(月)

「あー……」
仕事机に突っ伏しながら、うめく。
眠かった。
とても眠かった。
「ねむいですの?」
「眠いですの……」
「ねたらいいとおもいますの」
「仕事がなければ寝てますの」
「たいへんですの……」
「──…………」
「──……」
突っ込んでおくべきか。
「……その喋り方、どうしたの?」
「なんとなく」
「なんとなくか」
なら仕方ない。
「そういえば、ネットで注文しといた先週のジャンプが届いてたっけ」
「あとでよもうね」
「まず、仕事からだな……」
「しごと、きりよくなったら、かみんしよう」
「うん」
目を閉じて三十分も休めば、頭が働くようになる。
それ以上休みたければ、一時間半で切るのがいいらしい。
睡眠周期が関係していると聞くが、よくは知らない。
そんなことを考えていると、
「あ」
うにゅほが唐突に声を上げた。
「あ?」
「あした、おかあさんのたんじょうび」
「あー」
そうだった。
「だからって、何をするってわけでもないよな。誕生日プレゼント、もう渡しちゃったし」
楽天で購入したら、思いのほか早く届いてしまったのだ。
「おめでとう、いわないとね」
「そうだな」
母親は還暦をとうに過ぎているのだが、誕生日を祝われて嬉しいものなのだろうか。
まあ、いつかはわかることだろう。







543 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2020/06/01(月) 14:42:38 ID:d6bDyQRM0

2020年5月26日(火)

「──……うぷ」
今日は、母親の誕生日。
豪勢にステーキを焼いて食べたはいいものの、量が多すぎて満腹になってしまった。
「おなか、だいじょぶ?」
「正直、三分の二くらいでよかったな……」
「にく、おおきかったもんね」
さすがコストコ、サイズがアメリカンである。
「でも、ちょっとかたかった」
さすがコストコ、肉質もアメリカンである。
「俺は、ちょっと固いくらいが好きだな。食べてるって気がして」
「くろげわぎゅうは?」
「好きだけど」
「なんでもすき……」
「内臓系はあんまり好きじゃないぞ。ホルモンは食べるけど」
「おいしいのに」
意外に思われるかもしれないが、うにゅほは内臓系の肉が好きである。
ホルモンに始まり、レバー、ハツ、コブクロと、美味しそうになんでも食べる。
「内臓って、なんかグロくて抵抗あるんだよなあ……」
「そんなこといったら、にくそのものが」
「そうなんだけど……」
感覚の問題だから、同意を得にくい。
「ヘビ肉とかカエル肉を食べたくないと思うのと似てるんじゃないかな」
「あー……」
うにゅほが、頬を引き攣らせる。
「へびとかえる、むり……」
「逆に俺は、ヘビもカエルも行ける気がする。食べたことはないんだけど」
「……えー」
「鶏肉に似てるらしい」
「にてても」
「じゃあ、粉末コオロギを練り込んだコオロギせんべいは?」
「──…………」
うにゅほが、見たことないほど思いきり眉をひそめる。
なしよりのなし、と。
「……◯◯、こおろぎたべれるの?」
「まあ、形が残ってないなら。美味しいらしいし」
「ええ……」
本気で引いている。
「……食品にも使われるコチニール色素は、カイガラムシから作られてるんだぞ」
「!?」
うにゅほが目をまるくする。
「まじか……」
「マジよ」
「なにもしんじられない……」
「そこまで」
言われてみれば、俺も、その事実を初めて知ったとき赤い食べものを敬遠したものだ。
知らぬが仏、教えなければよかったかもしれない。
緑色の色素の中には蚕の糞を原料にしたものがあるということは、秘密にしておこう。
 







544 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2020/06/01(月) 14:43:12 ID:d6bDyQRM0

2020年5月27日(水)

「──そういえば、今朝、夢を見たな」
「どんなゆめ?」
「十年くらい前、俺が家庭教師をしてたのは知ってるよな」
「うん」
「そのときの生徒が出てきたよ」
「へえー」
うにゅほが、うんうんと頷く。
「夢の中では、中央に穴の開いた廃墟じみた広い部屋が、その生徒の部屋ってことになってた」
「ふきつ……」
「部屋には普通にアリが這ってて、畳は中央の穴に向かって傾いてる。いつの間にか俺がそこに住むって話がまとまってて、そのあとのことは覚えてない」
「ゆめっぽいゆめだね」
「夢だからな」
「かていきょうし、なにおしえてたの?」
「最初は教科全般教えてたよ。高校に入ったら、全教科は無理だったけど」
「いまもおしえれる?」
「教えてほしいのか?」
「うん」
「ごめん、無理だ。すっかり頭から抜けてる」
「そか……」
残念そうだが、こればかりは仕方ない。
「そうだ、家庭教師にまつわる面白い話があるぞ。聞きたい?」
「ききたい!」
「では」
こほんと咳払いをし、口を開く。
「俺が登録してた家庭教師の派遣会社だと、一ヶ月に一度、指導の進捗を報告するため、こちらから出向かないといけなかったんだ」
「いかないとだめなんだ」
「給料、そのときに手渡しだからな。嫌でも行かないと」
「それはしかたない……」
「で、あるとき、報告兼給料をもらいに会社へ行くと、もぬけの殻だった」
「えっ」
「知らないうちに潰れてたんだ。なんの報告もなく」
「きゅうりょうは……?」
「当然、もらえない。だって誰もいないし、どこへ行ったかもわからないんだもん」
「ええ……」
「まあ、家庭教師先で直接雇用契約を結べたから、会社が潰れたあとも続けられたんだけどさ」
「よかった」
「いまごろ何してるかな、あの子」
「──…………」
うにゅほが、恐る恐る尋ねる。
「おんなのこ……?」
「男」
「そか」
心なしか安心したように見えるのは、俺の気のせいではないだろう。
やきもちを焼かれるというのは、なかなかどうして嬉しいものだ。
 







545 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2020/06/01(月) 14:43:37 ID:d6bDyQRM0

2020年5月28日(木)

所用のため、外出することにした。
「◯◯、ますくますく」
「あ、そうか」
常日頃から引き籠もっているため、つい忘れがちである。
「はい」
「ありがとう」
うにゅほからマスクを受け取り、装着する。
パチン。
「あっ」
ゴム紐が、音を立てて外れた。
「こわれた……」
「……中国製はダメだな」
新しいマスクを出そうとして、
「あ、そだ」
「うん?」
「ホチキスでとめたら、つかえるかも」
「あー」
なるほど、良いアイディアである。
外れたゴム紐をホチキスで留め、改めて装着する。
「ホチキスの針、目立つ?」
「そんなに」
目立ったところで、さして気にも留めないのだが。
「じゃ、出掛けるか」
「うん」
所用とは、ちょっとした買い物だ。
緊急事態宣言はまだ解かれていないが、寄り道はしていないし、大目に見てほしい。
帰宅し、車から降りたときのことだった。
パチン。
「あっ」
反対側のゴム紐が、音を立てて外れた。
「またこわれた」
「ほんと、中国製はダメだな……」
「こわれたの、かえってきてからでよかったね」
「ああ」
そもそも、壊れないのが普通なのだけど。
今度マスクを買うときは、日本製のものにしようと思った。
 







546 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2020/06/01(月) 14:44:03 ID:d6bDyQRM0

2020年5月29日(金)

「××、××」
「?」
うにゅほを手招きして、告げる。
「呉服の日」
「ごふくのひ……」
カレンダーを見つめながら、うにゅほがしばし思案する。
そして、
「ごー、ふー、くーで、ごふくのひだ!」
「王道だな」
「うん、おうどうパターン」
すっきりパターン、むりあるパターンに続く、第三のパターンだ。
「他にもあるぞ」
「なんだろ」
「チク、タク、チク、タク」
「わああ」
うにゅほが慌てて考え始める。
「……いふくのひ?」
「衣服は呉服とかぶってるし、"い"は普通、2じゃないか?」
「せいろん……」
「ヒント、"ふく"は合ってる」
「ふく」
数秒、小首をかしげて、
「──あ、こうふくのひだ!」
「正解」
「うへー」
うにゅほが得意げに微笑む。
「これも、おうどうパターンだね」
「無駄もないし、綺麗に語呂合わせになってる。すっきりパターンとはすこし違うけど」
「すっきりパターン、どんなのあったっけ」
「胃腸の日とか、ジャズの日とか」
「いにいいひ!」
「その通り」
「ジャズのひ、すごいすっきりパターンだったよね」
「ジャズの日は1月22日。JanuaryのJAと、Zと似てる2を並べた22日。知る限り、これがいちばん上手いと思う」
「きにらのひには、みならってほしい」
黄ニラ記念日は、2月12日。
"に(2)っこりいい(1)ニ(2)ラ"の語呂合わせである。
もうすこし頑張れなかったのか。
「ちなみに、今日には、もうひとつ語呂合わせがあってな」
「なに?」
「こんにゃくの日、だって」
「──…………」
「どうだ?」
「おしいパターン」
第四のパターンまで現れてしまった。
そのうち、第五、第六のパターンが生まれるのではなかろうか。
 







547 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2020/06/01(月) 14:44:30 ID:d6bDyQRM0

2020年5月30日(土)

「あっつ……」
襟元をパタパタさせながら、温湿度計を覗き込む。
「……うわ、30℃ある」
道理で暑いはずだ。
「しょか?」
「初夏にはまだ早いんじゃないかな」
「しょか」
「──…………」
いまのは、"初夏"と"そか"をかけた駄洒落だろうか。
突っ込むべきかすこし悩んで、
「休みだし、逆転裁判の続きでもする?」
「するー」
突っ込まないでおくことにした。
「じゃ、エアコンつけるか」
「うん」
エアコンの電源を入れ、うにゅほを膝に乗せる。
暇を見つけてちょくちょく進めていたため、今はもう3の第二話だ。
法廷パートで悩みながら、うにゅほが呟く。
「むずかしくなってきたねえ……」
「1の第二話と比べたら、証拠品の数が倍くらいになってるからな」
「あと、ひとのしゃしんもつきつけられる」
「単純計算で、三倍。そりゃ難易度も上がるわけだ」
「うん」
「あと、似た証拠品があると、どれをつきつければいいか悩むよな」
「わかる」
「たいてい次か、次の次のシーンで回収されるんだけど……」
「でも、おもしろい」
「そうだろう、そうだろう」
逆転裁判シリーズは、自信を持って人に勧められる作品のひとつだ。
「今でこそ誰でも知ってるゲームだけど、1の発売当初は、売り上げはいまひとつだったらしい」
「そなの?」
「癖のある絵柄だし、法廷バトルって言われても、何をするゲームなのかいまいち伝わってこないだろ」
「あー……」
「その状況を打破したのは、非公式の体験版だった──と思う。はっきりはわからないけど」
「ひこうしきのたいけんばん」
「簡単に言うと、キャラクターだけすげ替えて、1の第一話をまるまるやったんだ」
「え、いいの?」
「きわどいんじゃないか。実際、今はプレイできないみたいだし」
「そなんだ……」
「でも、そのおかげで今の人気がある──のかもしれない」
「はっきりしないね」
「ちゃんと調べてないからな」
「そか」
「だけど、ひとりぶんの売り上げは確実に伸びてる」
「?」
うにゅほが小首をかしげる。
「だって、俺がそうだもん」
「なるほど……」
日の目を見ずに埋もれてしまわなくて、本当によかった。
3をクリアしたら、3DSで4以降もやろうかな。
 







548 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2020/06/01(月) 14:44:56 ID:d6bDyQRM0

2020年5月31日(日)

「──…………」
両手を擦り合わせる。
違和感があった。
べたつく、に近いが、すこしだけ違う。
「……なんか、粉っぽくない?」
うにゅほが小首をかしげる。
「こな?」
「手が、なんか……」
再度、擦り合わせる。
「粉っぽいとしか、言いようがない」
「てーかして」
「はい」
うにゅほが、俺の両手を恋人繋ぎにする。
「……こな?」
「べたべたに近い感じ、しない?」
「んー……」
首をかしげながら、言う。
「ちょっと、するー……、かも」
「汗のべたつきとは違うよな」
「うん」
「粉っぽくない?」
「かも……」
「なんだろうな、これ」
「てーあらう?」
「洗うか」
洗面所へと赴き、ふたり仲良く手を洗う。
タオルで水を拭ったあと、両手を繋いでみた。
「うん、洗ったら取れた」
「よかった、よかった」
「何がついてたんだろ……」
「さあー」
わからないものは、わからない。
それから小一時間が経ち、
「……また、粉っぽくなってきた」
「また……」
「なんでだ──」
言い掛けて、ふと気付く。
窓が開けっ放しだ。
「これ、砂とかホコリじゃないか?」
「あー……」
うにゅほが、うんうんと頷く。
「まどしめる?」
「閉めよう」
手が粉っぽいということは、全身粉っぽいということだ。
さっさと風呂に入ってしまおう。






549 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2020/06/01(月) 14:45:51 ID:d6bDyQRM0

以上、八年六ヶ月め 後半でした

引き続き、うにゅほとの生活をお楽しみください
 



19:30|この記事のURLコメント(31)したらば | このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント一覧

  • 1  Name  名無しさん  2020年06月02日 19:32  ID:HL4oNAED0
    こわい


  • 2  Name  名無しさん  2020年06月02日 19:34  ID:2UUzTH9L0
    これすき


  • 3  Name  名無しさん  2020年06月02日 19:39  ID:.w2PT8BW0
    来たか・・・


  • 4  Name  名無しさん  2020年06月02日 19:41  ID:tvhrqzHy0
    この日記専用のタグあるのは一旦なんなの
    そこまで需要あるの


  • 5  Name  名無しさん  2020年06月02日 19:47  ID:uE8n3JkZ0
    お空もこんな仕事しないで自粛しろ


  • 6  Name  名無しさん  2020年06月02日 19:49  ID:blgwO6SQ0
    原「あれは妖夢?」
    妖夢「あなたは…ジャイアンツの原さん」
    原「こんな所で何をしているんだ!」
    妖夢「私、アホだって…話を聞かないから、バカだって…」
    原「そんな…!君が白玉楼にどれだけ貢献したと思ってるんだ!」
    妖夢「しょうがないですよ…」
    原「妖夢、いやみょんちゃん。ウチに来ないか」
    妖夢「えっ」
    原「幽々子を見返してやろうじゃないか!」
    ラミレス「ハ、ハラサン…」


  • 7  Name  名無しさん  2020年06月02日 20:15  ID:3CfuYRBC0
    何で東方と全然関係ない記事まとめてるんです?



  • 8  Name  名無しさん  2020年06月02日 20:16  ID:GOoSfJY00
    5年間毎日同じ書き込みを掲示板にし続けた男がいる一方で8年6か月分の日記を書き連ねてるこの男もなかなかの猛者だな…


  • 9  Name  名無しさん  2020年06月02日 20:17  ID:tLw8qnw40
    なんなん。1年ぶりにきたけどこれ管理人のライフワークなん?
    ライフクエストなん?


  • 10  Name  名無しさん  2020年06月02日 20:19  ID:CFruA3n.0
    強すぎだろ


  • 11  Name  名無しさん  2020年06月02日 20:29  ID:Vwb6LCPz0
    電子世界のネクロノミコン


  • 12  Name  名無しさん  2020年06月02日 20:54  ID:xguUk1vq0
    狂人


  • 13  Name  名無しさん  2020年06月02日 21:06  ID:2oInuH0h0
    ガーターベルトがどうのこうの…なんか違うな


  • 14  Name  名無しさん  2020年06月02日 21:11  ID:PJGhQJe00
    うにゅほをイマジナリーフレンドに
    置き換えて読むと泣ける文章に変わる。


  • 15  Name  名無しさん  2020年06月02日 21:17  ID:Nugh7Iu60
    まとめられるだけで笑える。
    ありがたい記事です。


  • 16  Name  名無しさん  2020年06月02日 21:50  ID:Ul5F7UNH0
    お空が唯一嫌った人間


  • 17  Name  名無しさん  2020年06月02日 22:47  ID:blgwO6SQ0
    昼休みお空「(スマホゲームポチポチ)」

    わたし上司「あ、ウチは昼休みゲームダメ(笑)(両人差し指でバッテン)」

    「あ、はい(微妙にふてくされ)」

    「トークトーク(笑)輪に入ろうよ(笑)」

    「あ、はあ」

    うーん。なんか先見えてるなこの子


  • 18  Name  名無しさん  2020年06月02日 23:02  ID:uGC2VHh90
    言うなれば三峯徹みたいなもんだろ
    あーだこーだ言うのが野暮よ


  • 19  Name  名無しさん  2020年06月02日 23:03  ID:5Jb7dCbg0
    この人どーせ管理人でしょ?まぁこのくらい愛が強くないと管理人なんかやっていけないとは思うけど


  • 20  Name  名無しさん  2020年06月03日 06:04  ID:rem7CxGq0
    正直、ヘッドラインに出てくるだけで目障り
    東方関係ないし





  • 21  Name  名無しさん  2020年06月03日 06:13  ID:EzOS.vTg0
    管理人がさとり叩きスレとこいし叩きスレとお燐叩きスレはまとめるのにお空叩きスレをまとめないのは何故か分かった


  • 22  Name  名無しさん  2020年06月03日 07:43  ID:6SNM0PHO0
    えこひいき


  • 23  Name  名無しさん  2020年06月03日 08:26  ID:UA8A0lEe0
    こいつは多分これを書かなくなったときは死んだ時


  • 24  Name  名無しさん  2020年06月03日 12:37  ID:4UYopLqW0
    喋ってる人のセリフごとに色分けすれば少しは見やすくなるのに。
    現状だと誰が喋ってるのかわからん。


  • 25  Name  名無しさん  2020年06月03日 13:49  ID:tturMV0K0
    結構おもろい


  • 26  Name  名無しさん  2020年06月03日 13:59  ID:NUvmtEOE0
    この人ここまで続けられるって凄いな。
    もっと頑張って欲しい


  • 27  Name  名無しさん  2020年06月03日 16:02  ID:4g4cRLjj0
    もはやコメント欄の方が楽しみ


  • 28  Name  名無しさん  2020年06月03日 16:55  ID:l4FMWj4E0
    1080°回って好き


  • 29  Name  名無しさん  2020年06月03日 17:40  ID:JvLeuUap0
    ゆうかりんは受でしょ


  • 30  Name  名無しさん  2020年06月03日 18:04  ID:nz.Sk8F80
    >>4
    アンチとかではないがこの謎日記は一文字も読まずに飛ばしてるわ


  • 31  Name  名無しさん  2020年06月06日 00:20  ID:CvhLIhg60
    もう更新の続いてるまともな東方のまとめサイトがおねえちゃんしか残ってないという絶望感
    こんなのまとめ続けてるサイトって大丈夫なのか…?


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